ChatGPTの代替AIツール8選!ChatGPTとの違いは?

社内に対話型のAIツールを取り入れたいと考えているものの「ChatGPTはセキュリティ面に不安がある」「どのようなツールがあるか分からない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。 ChatGPTのような対話型のAIツールは複数存在します。ツールにより得意分野が異なるため、自社のニーズに合ったものを選びましょう。 今回はChatGPTに代替できる生成系AIツールについて、主な機能や利用料金などを紹介します。


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【文章生成に特化】ChatGPTに代替できる生成系AIツール2選

メール文や広告コピー、記事制作など文章の作成に便利な生成系AIツールを2つ紹介します。

Jasper

特徴 マーケティング分野に特化した機能が豊富に搭載されている
主な機能 ・Chat 

・Rephrase & Rewrite

・50+ Templates

・Remix Content

・Art

・Plagiarism Checker

利用料金 Business:要問い合わせ

Pro: 59ドル/月/1ユーザー

Creator:39ドル/月/1ユーザー

※年契約の場合

Jasperはアメリカ発のAIライティングツールです。現在(※)10万人以上のクリエイターや出版社が利用しており、30以上の言語に対応しています。

Jasperの特徴はマーケティング分野に特化した機能が豊富なことです。ニーズをとらえた高品質なコンテンツを作成するのに役立ちます。

機能の詳細は下記の通りです。

・Chat:対話型のAIによるチャット機能
・Rephrase & Rewrite:テキストの校正や編集をする
・50+ Templates:SEO対策に役立つプロンプトのテンプレートが50種類以上利用できる
・Remix Content:既存のコンテンツを他のチャネルで活用できるように編集する
・Art:広告、サムネイル、イラストなどの画像を生成する
・Plagiarism Checker:生成したコンテンツが既存コンテンツを盗用していないかチェックする

ブログ記事やメルマガ、SNSの投稿文、商品説明文など幅広いシーンで活用できます。

ただし利用料金は高めに設定されているため、導入を検討する際は費用対効果を確かめておきましょう。

※2024年7月時点

Writesonic(Chatsonic)

特徴 Googleの最新情報をもとにしたコンテンツ作成ができる
主な機能 ・AI Article and Blog Writer

・Paraphrasing Tool

・Sentence Expander

・Text Summarizer

・Story Generator

・Landing Page Generator

利用料金 Free:無料

Small Team:19ドル/月

Enterprise:500ドル~/月

Freelancer:20ドル/月

※年契約の場合

WritesonicはGPT-4をベースに開発されたAIライティングツールで、現在(※)30言語に対応しています。

プロンプトのテンプレートを利用できたりChromeの拡張機能として設定したりなど、ChatGPT(GPT-4)にはない機能も利用できます。

Google検索で収集できる情報を学習データとして利用できるため、最新の情報をもとにコンテンツを作成できる点が魅力です。

機能の詳細は下記の通りです。

・AI Article and Blog Writer:SEO記事のライティング
・Paraphrasing Tool:記事の校正・編集
・Sentence Expander:文章の情報量を増やす
・Text Summarizer::文章の要約
・Story Generator:オリジナルストーリーを生成する
・Landing Page Generator:LPのテキストを生成する

なおWritesonicは月間に生成できる単語数に制限がありますのでご注意ください。

※2024年7月時点

【情報収集に特化】ChatGPTに代替できる生成系AIツール4選

情報収集に役立つ生成系AIツールを4つ紹介します。

手軽に疑問を解決したいときやコンテンツ作成に必要な情報を得たいときなど幅広く活用できます。

Microsoft Copilot(旧:Bing AI)

特徴 GPT-4が無料で利用できる
主な機能 ・質問への回答

・文章生成

・文章の要約

・翻訳

・コード生成

・画像生成

利用料金 Copilot:無料

Copilot Pro:3,200円/月/1ユーザー

Copilot for Microsoft 365:4,497円/月/1ユーザー(年間サブスクリプション)

※Microsoftアカウントの取得が必要

Microsoft CopilotはMicrosoftの検索エンジン「Bing」に搭載されていたAIチャット機能です。

ChatGPTのGPT-4とBingの検索技術を掛け合わせたモデルで、Web上の最新情報を含む学習データから回答を出力します。WordやExcel、PowerpointなどのMicrosoft製品上でもAIチャット機能を活用でき、操作を効率化してくれます。

Microsoftアカウントがあれば、スマホアプリのBingやパソコン用ブラウザのChromeなどで利用可能です。

GPT-4はChatGPTで利用すると有料ですが、Bing AIだと無料で利用できるのがメリットです。

画像や動画などを添えて説明してくれることもあり、調べものにも便利に活用できます。

Gemini(旧:Bard)

特徴 1つの質問に対して3つの回答が得られる
主な機能 ・質問への回答

・文章生成

・文章の要約

・翻訳

・コード生成

・画像認識

・画像生成

・Googleアプリとの連携

利用料金 無料

※Googleアカウントの取得が必要

GeminiはGoogleが提供する対話型AIツールです。もとは「Bard」という名称でしたが、大幅なアップデートを経て2024年2月に「Gemini」として提供を開始しました。

Googleアカウントがあれば完全無料で利用できます。

ChatGPTのような大規模言語モデルで、Google独自の大規模言語モデル・LaMDAをベースにしているのが特徴です。ChatGPTと同様、人と会話するように自然な答えが返ってくるよう設計されています。

Google検索で収集できる情報を学習データとして回答するため、最新の情報を得られます。

拡張機能として、Google MapsやYoutubeなどのGoogleアプリと連携することも可能です。

ChatGPTとの大きな違いは、1つの質問に対して3つの回答が得られることです。ユーザーが質問に対する最も適切な情報を選ぶことができます。

また引用元も表示できるのでファクトチェックにも役立ちます。

Perplexity AI

特徴 登録不要ですぐに利用を開始できる
主な機能 ・質問への回答

・文章生成

・文章の要約

・文章の校正・編集

・翻訳

利用料金 無料

Perplexity AIはMicrosoftの検索エンジンBingとChatGPT(GPT-3.5)を組み合わせた対話型検索エンジンです。(※)

最新のデータから回答を得られるほか、出典や関連性の高い情報(精度の高い情報)を得やすいのが特徴です。

アカウント登録は不要で、誰でもすぐに利用を開始できます。

また補助機能として「Copilot」を搭載しており、学習データの中から信頼度の高い情報を要約して回答します。参照元もあわせて提示するためファクトチェックにも便利です。

会話履歴を保存して別のユーザーと共有することも可能です。会話内容の追加や削除ができる編集機能も備えています。

日本語にも対応していますが、操作画面上は英語で表記されます。利用を開始する際は画面全体を和訳することをおすすめします。

※有料版のPerplexity ProはGPT-4を搭載しています。

YouChat

特徴 検索エンジンの一部に組み込まれている
主な機能 ・質問への回答

・文章生成

利用料金 無料

YouChatは無料で利用できる対話型のAIツールです。

You.comの検索エンジンの一部として組み込まれており、検索結果とともにYouChatの回答が表示されます。

最新の情報も学習しており、時事性の強い情報や推論をもとにした回答も得られるといわれています。

有料版のYouProならGPT-4の利用や画像生成も可能です。

【コーディングに特化】ChatGPTに代替できる生成系AIツール2選

コーディングに特化したプログラマー向けの生成系AIツールを2つ紹介します。

GitHub Copilot

特徴 コードの補完に特化している
主な機能 ・コードの提案

・コードのインポート

利用料金 10ドル/月または100ドル/年

※30日間の無料トライアルが可能

GitHub Copilotは、コードエディタの拡張機能として利用できる有料のコーディング支援ツールです。

在籍確認済みの学生や教師などは「GitHub Global Campus」のライセンスを取得すると無料で利用できます。

コードを補完する機能に特化しており、ユーザーのコメントや関数から予測してAIがコードを提案します。

多様なプログラミング言語に対応でき、中でもPython・JavaScript・Rubyなどが得意です。

タグを記述すればコードのインポートも簡単にできます。作業効率を上げたいプログラマーなどにおすすめです。

ChatGPTはコード生成やエラーの修正に活用できますが、GitHub Copilotはコードの補完に特化している点が大きく異なります。

TabNine

特徴 ユーザーが記述したコードも学習する
主な機能 ・コードの提案

・コードのインポート

利用料金 Basic:無料

Pro:12ドル/月/1ユーザー

Enterprise:39ドル/月/1ユーザー

※Proは90日間の無料トライアルが可能

TabNineはVSCodeなどのコードエディタやIDEで利用できる拡張機能です。コード補完をしてくれるAIで、コーディング中に次の予測を行います。

オープンソースで公開されているコードのほかユーザーが記述したコードを学習するため、より精度を高められるのが特徴です。

またTabNine側でユーザーが記述したコードを保存することはないとされているため、セキュリティも比較的安心できます。

Enterpriesプランは管理機能が豊富で知的財産権が補償されるなど、先に紹介したGitHub Copilotよりもビジネスユースに適しています。

まとめ

今回紹介したChatGPTに代替できる生成系AIツールは下記の通りです。

<文章生成に特化>

・Jasper
・Writesonic(Chatsonic)

<情報収集に特化>

・Bing AI
・Gemini(旧:Bard)
・Perplexity AI
・YouChat

<コード生成に特化>

・GitHub Copilot
・TabNine

自社に生成AIを導入する際、使い方によっては情報漏洩などのリスクがあるため十分な対策が必要です。

また社員間で生成AIに関する知識やスキルにばらつきがあることに注意しましょう。

特に海外発のツールは運用サポートがないことが多く、初心者では操作が難しい面があります。

業務で利用するなら操作画面のデザインやサポート体制、セキュリティ対策についてきちんとチェックしておくことが重要です。

使いやすくセキュリティに強いAIツールなら法人向け生成系AIの総合AIプラットフォーム「エアスマAI(エアトリスマートAI)」をご検討ください。

プロンプトのテンプレートを用意しているため、生成AIに詳しくない方もすぐに利用を開始できます。

マスキング機能や助手機能を搭載しているためセキュリティ面も安心です。

※この記事は、2024年7月時点の情報です。