【業務・業界別】AIの活用事例11選!導入時のポイントもご紹介

近年、企業の間でAIによる業務効率化が大きなムーブメントとして注目を浴びています。これまで手作業で行われていた業務をAIに置き換えることで、作業時間の削減や社員の負担軽減などにつながり、生産性の向上に直結するともいわれています。AIが自社のどのような場面で活用できるか、模索している段階の企業も多いでしょう。 本記事では、業務や業界別にAIの活用事例をご紹介します。


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【業務別】AIの活用事例6選

 

ここでは業務別における、AIの活用事例についてご紹介します。

営業:オンライン商談における議事録作成の工数削減

コロナ禍の影響により、オンライン商談を実施する企業が増えました。オンライン商談で議事録を作成する際は、会議の内容を理解したうえで要点をまとめる必要があります。

しかし、人によっては聞き逃したり、作成に時間がかかったりしてうまく整理しきれないこともあるでしょう。

AIが搭載された議事録作成ツールを活用すれば、会話を自動で文字起こし・要約をしてくれるため、会議終了後も内容を振り返ることができ、作成時間を大幅に削減できます。

また、ツールのなかにはテキスト化する際に発言者を特定したり、不要な語句を除去したりする機能があるため、短時間で質の良い議事録を作成することも可能です。

AIを活用した議事録作成に関しては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
内部リンク:11月制作「№1_ai 議事 録」

経理:領収書や請求書の仕訳業務の自動化

仕訳業務は単純作業である一方、膨大な量を処理する必要があるため、業務量が多くなりがちです。万が一ミスがあれば、会社全体の問題につながりかねません。

経理業務でAIを活用すれば、銀行やクレジットカードなどの明細データを自動的に判別してくれるため、仕訳作業を効率化できます。帳簿の作成にかかる時間を大幅に短縮できるほか、人為的なミスも防げます。

法務:リーガルチェックの効率化

「AI契約書レビューサービス」で契約書のリーガルチェックにかかる時間を削減できます。

トリプルチェックをしている企業や、事業拡大で審査する契約書が増えている企業では工数不足が課題になることが多くあります。

また法務部のなかでも自社のビジネスを理解しているメンバーが担当することが多く、担当者を増やすのが難しい点も課題です。

「AI契約書レビューサービス」を使えば、AIが自動で契約書のレビューを提示するため、リーガルチェックの時間を大幅に削減できます。

審査できる契約書の数が増えるだけでなく、担当者の精神的な負担も減らせるでしょう。

AI契約書レビューサービスについては、こちらの記事をご覧ください。
内部リンク:「№3_契約書 ai」

マーケティング:顧客の分析

顧客の分析にもAIは役立ちます。顧客の行動パターンをAIによって分析することで、パーソナライズ化されたマーケティングを行うことが可能です。ECサイトのレコメンドやパーソナライズド広告の表示に活用できます。

AIは膨大なデータを短時間で分析できるため、人が行うよりも精度の高い分析が可能です。

カスタマーサポート:顧客対応の強化

AIによるチャットボットを設置すると、簡単な質問に関する回答を自動で行ってくれます。これにより、カスタマーサポートの業務の一部をAIに担ってもらうことも可能です。導入するシステム次第では、無人での顧客対応も実現できます。

社員の負担が軽減できるのはもちろん、24時間365日の対応も可能になるため、顧客満足度の向上も見込めます。

人事:採用活動の効率化

AIを活用することで、採用に関わるプロセスを自動化できます。

例えば、書類選考では過去の内定者のエントリーシートをAIに学習させることで、客観的な評価基準のもと、応募者をスクリーニングさせることが可能です。選考にかかる時間を大幅に削減できるほか、採用者のバイアスを取り除くことにもつながります。

【業界別】AIの活用事例5選

医療

AIがどのような業界で活用されているのか、詳しくご紹介します。

不動産業:不動産価格の査定

不動産価格を査定する際は、不動産取引に関する膨大なデータを元に判断しなければなりません。データを処理するにはかなりの時間を要します。

AIでデータの処理をすれば、ミスなく精度の高い査定ができます。短時間で分析が可能であるため、業務効率化につなげられます。

製造業:工場の不良品検知

一般的に製造現場では、目視で製品の検査を行います。しかし、人の目では不良品があっても見逃してしまうおそれがあります。

AIに検査技術を学習させることで、不良品かどうかを確実に判断することが可能です。人の目では気づけないような細かな異常を見つけられます。

不良品を自動で弾けるようになることで、業務効率化や顧客とのトラブル防止につながります。

小売・卸売業:需要予測

小売・卸売業において、最適な在庫量を維持することは重要です。適切な在庫量を導き出すには、今後の需要を予測しなければなりません。予測がうまくいかなければ、余剰在庫や在庫切れが発生してしまうおそれがあります。

AIを活用すれば、過去のデータをもとに商品の購買予測が行えます。予測が正確であれば、商品をいくつ製造すれば良いか、在庫の確保をどの程度行うべきかなどが判断することが可能です。

結果として、過剰な在庫を抱える、市場への流通が少なすぎるといった問題を回避できます。

金融業:クレジットカードの不正利用検知

従来、クレジットカードの不正利用を検知するシステムは、不正のパターンや過去の不正検知データに基づいて判断するのが一般的でした。ただし、このようなやり方では、複雑な手口の不正検知に気づかないリスクがあります。

クレジットカードの利用パターンをAIに学習させることで、より精度が高い基準で不正利用を検知できます。不正利用が疑われる場合には、ユーザーに連絡がいき、リスクを最小限に抑えることが可能です。

建設業:工事リスクの軽減

AIが過去の事故データや現場の状況、作業者の体調などを分析して、事故を防止するための提案を行います。これをもとに安全対策を考えることで、事故リスクの軽減につなげられます。

システムによっては危険な状況を察知したときに知らせてくれるものもあり、従業員を危険から守ることが可能です。

自社でAIを導入する際のポイント

自社でAIを導入する際には、事前に確認しておくべきポイントがあります。3つのポイントについて詳しく解説いたします。

ポイント1.導入目的を明確にする

まずは、自社の課題や導入の目的を明確にしましょう。業務効率化を実現するにあたって、自社の課題が明確になっていないと、せっかく導入しても高い効果が期待できません。

効率化したい業務が複数ある場合は、優先順位をつけてAIの活用を検討しましょう。

ポイント2.自社にマッチしたツールを選ぶ

導入目的が決まれば、自社に合ったツールを選びます。自社の課題解決につながる機能が備わっているものを選ぶのがポイントです。

また、使いやすさも考慮することが大切です。高性能のツールであっても、社員のAIリテラシーによってうまく使いこなせないことがあります。実際の使用感については、無料トライアルなどで確認してみることをおすすめします。

ポイント3.セキュリティ対策を入念にする

AIは便利な一方でセキュリティ面のリスクもあります。

たとえば悪意のある第三者からサイバー攻撃を受けてしまうと、AIが誤った判断をしたり機能が停止したりしてしまいます。

安全にAIを使用するためには、セキュリティ対策を念入りに行わなければなりません。

定期的にセキュリティ監査を行うのはもちろん、社内でセキュリティに関するガイドラインを設けておくことも重要です。

まとめ

 

業界を問わずAIツールを活用することで煩雑な業務を効率化できます。

AIを導入する際は、目的を明確にして自社に合ったツールを選びましょう。

AIツールを導入するならエアスマAI(エアトリスマートAI)がおすすめです。AIに詳しくない方でも使いやすく、文字起こしや要約、資料作成などの機能が搭載されています。

さらにマスキング機能によりセキュリティ面でも安心です。ぜひエアスマAIの利用を検討してみてください。

※この記事は、2023年12月時点での情報です。