資料作成ができるAIツール7選!活用の注意点・ポイントも解説

資料作成は情報収集や図・グラフの作成、レイアウトの決定など多くの作業が必要になります。できるだけ作業を効率化したいと考え、AIツールの導入を検討している方も多いのではないでしょうか。 本記事では資料作成ができるAIツールや利用する際の注意点、ポイントについてご紹介します。


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AIでプレゼン資料や営業資料が自動で生成できる!

AIは日々進化しており、プレゼン資料や営業資料の自動化が可能なツールも多く登場しています。

資料作成に関する業務では下記のようなことができます。

・構成を自動生成する
・デザインを自動生成する
・文章を自動生成する
・誤字脱字を修正する

プレゼン資料や営業資料の作成にかかる手間・時間を削減して業務効率化が実現します。

資料作成に活用できるAIツール・サービス

ここからは資料作成に活用できるAIツールやサービスを7つご紹介します。

それぞれの特徴や機能を比較して、自社に適したツールを選びましょう。

エアトリスマートAI

法人向け総合AIプラットフォーム「エアトリスマートAI」は誰にとっても利用しやすく、生成系AIを網羅的に使えるAIツールです。

資料生成のほか文章生成、画像生成、議事録生成などあらゆる機能が利用できます。

部署・職種ごとのプロンプトのテンプレートがあるためAIに詳しくない方もすぐに利用できます。

またセキュリティ対策を徹底しており、マスキング機能や助手機能(※)を搭載しています。

利用料金
フリープラン:無料
ライトプラン:1ユーザー800円/月
スタンダードプラン:1ユーザー1,980円/月
カスタマイズプラン:要問い合わせ

※マスキング設定に応じて、会話形式で入力している内容の振り返りや機密情報に該当する部分の削除をする機能

designAC

「designAC」は、Webブラウザ上で利用できるデザインツールです。

2023年7月20日にプレゼン資料を自動生成できる「プレゼン資料AI(β版)」をリリースしました。

作成したい資料のキーワードを入力するだけで原稿が自動で生成され、写真やイラストも見やすい位置で配置されます。

誰でも簡単な操作で見やすいプレゼン資料を作成できます。

利用料金
無料

Canva

「Canva」は、Web上で利用できるオンラインデザインのプラットフォームです。

AIスライド機能を使えば、写真やテキストを追加するだけでレイアウトが表示されます。

AI文章生成「Magic Write」でプレゼン資料の文章を自動生成することも可能です。

デザインに合った音楽も生成して使用できるため、簡単に理想的なプレゼン資料が完成します。

利用料金
Free:無料
Canva Pro:1ユーザー12,000円/年
Canva for Teams: 30,000円/年(最初の5ユーザーの合計)

Gamma

「Gamma」はドキュメントを入力するだけで資料が完成するスライド生成AIサービスです。

サイト自体は英語表記ですが日本語対応なので問題なく資料を生成できます。

30種類以上のテンプレートが用意されているため、自分好みのデザインにカスタマイズするのも簡単です。

基本機能は無料で利用でき、共同編集も可能なので手軽にAIを始めてみたい方におすすめです。

利用料金
Free:無料
Plus:10ドル/月
Pro:20ドル/月

Beautiful.ai

「Beautiful.ai」はビジネス向けプレゼンテーションソフトです。

タイトルや見出し、テキストなどの入力内容をもとに自動でプレゼン資料のコンテンツを生成できます。

フォントや色、レイアウトは用途や好みに合わせて選択・変更が可能で、テンプレートや素材も豊富に揃っています。

たたき台を作り自分でブラッシュアップするのも良いでしょう。

ドラッグ&ドロップの簡単な操作だけで資料が完成するため、誰でもすぐに使い始めることができます。

利用料金
Pro:12ドル/月
Team:1ユーザー当たり50ドル/月
Enterprise:要問い合わせ

Tome

「Tome」はテキストを入力するだけでプレゼン資料が自動生成できるスライド生成AIサービスです。

リライト(テキストの修正)に特化しており、簡単操作で資料の文章やタイトルを最適化できます。

また画像の生成機能や自動編集機能も備えているため、オリジナルのプレゼン資料を作成できます。

TomeはiOSアプリもあり、スマートフォン上での作業も可能です。

利用料金
Free:無料(※)
Pro:1ユーザー20ドル/月
EnterPrise:要問い合わせ

※登録後500クレジットが付与され、生成すると消費する

SlidesGPT

「SlidesGPT」はChatGPTのリサーチ機能が備わったスライド生成AIサービスです。

Wed上にあるデータを使った市場調査や競合調査などの資料を作る際に役立つでしょう。

登録は不要で、テーマを入力するだけで文章や画像が自動で配置されます。

ツール上でレイアウトを編集することはできませんが、ファイルは「PowerPoint」「Google Slides」「PDF」で出力可能です。

SlidesGPTでたたき台を作って出力後に編集する方法なら、業務効率化しつつ質の高い資料を作れるかもしれません。

料金
Free Plan:無料
Pay-Per-Download:2.5ドル/ダウンロード
Enterprise:月額500ドルおよび0.5ドル/プレゼンテーション

AIツールを資料作成に活用する際の注意点・ポイント

資料作成にAIを活用する際は、利用上の注意点やポイントを押さえておきましょう。

日本語対応しているAIツール・サービスを使用する

海外発のAIツール・サービスは数多くありますが、日本語に対応しているか確認しておきましょう。

Google Chromeの翻訳機能(「日本語に翻訳」)を使うと利用できますが、不自然で修正に時間がかかってしまう可能性があります。

セキュリティ対策が十分かを確認する

ビジネス利用の場合、情報漏洩などのリスクには十分な注意が必要です。

・十分なセキュリティ対策が講じられているか
・データの取り扱いやプライバシーについて配慮されているか

などをチェックしておくと安心です。

また導入前は下記のようなリスク対策を講じておきましょう。

・運用ルールの策定
・情報セキュリティに関する教育

「エアスマAI」はマスキング機能や助手機能によるセキュリティ対策を徹底しており、導入サポートも行います。

初めてAIツールを導入する企業様やセキュリティ対策に不安がある企業様はぜひご検討ください。

文面やレイアウトは人の目で最終チェックをする

AIで生成した資料はそのまま使用せず、文面やレイアウトを必ずチェックしましょう。

単語の使い方が間違っていたり、レイアウトがおかしくなっていたりすることがあります。

AIは膨大なデータをもとに資料を生成してくれますが、必ず正しいものを出力するとは限りません。

完成した資料は必ず人の目で確かめ、正しい文章やレイアウトに修正することが重要です。

まとめ

今回は資料作成を自動化できるAIツールをご紹介しました。

構成の決定や文章、画像のレイアウトなどの作業を効率化できるAIツールを、生産性向上にぜひお役立てください。

なおプロンプトを入力して資料を作る場合は、一般的に下記の情報が必要です。

・タイトル
・ターゲットユーザー
・資料の概要
・スライドの構成

作りたい資料に合わせて具体的なプロンプトを与えることが重要です。

ただしAIが生成した資料には不正確な情報が含まれる可能性もあります。

最終的に人間がチェックして調整しなければなりません。AIの力を借りつつ、詳細な設計は必ず人が手を加えて質の高い資料を作成してみてください。

※この記事は、2024年1月時点での情報です。